最低限社会的な化粧
化粧*1をするのは、マナーであり身だしなみであるということを、就職活動を始めるか否かという時期に改めて聞いた。改めてというのは、(大人)社会に出る上で化粧をしなければならないことは少しだけ知っていて、だからこそ私は大学3年生の時に始めた接客バイトでは化粧をするようにしていた。化粧に対しての気持ちはそれくらいだった。
しかしながら改めて「マナー」なんていう強い言葉*2で化粧することを求められると、それはそれでひどく緊張したのをよく覚えている。
そんな心持ちで、就活時期は就活メイク講座で習ったがままに化粧していたが、いざ実際社会に出て、毎日そんな気張った化粧*3をしていられるはずもなく、今はだんだん、「最低限社会的な化粧」を目指すようになってきた。
ところで、「最低限社会的な化粧」とは、どんな化粧なのだろうか。
きちんとした線引きを持っていないと、いつかノーメイクで出社してしまいそうなので、自分なりに考えてみることにした。
最低限の条件
化粧について色々探すとかためな文章も出てくるが、そういうものを特段踏まえることなく、私の中の基準で条件を出そうと思う。
さて、そんなことで洗い出した最低限の条件は「世間から浮かないこと」、これだけだった。多少不美人のままでもいい。とにかく私は、今まで世間から浮かないこと、マナーの中にいられることを目的に化粧を考えようと思う。あと化粧品を選ぶ基準には、なんだかんだ自分が使いやすい、とかも入っている。
あと、世間から浮かないことを条件にしているので、以前流行っていた「限界メイク*4」のようなことはしない。これは流石に最低限以下ってことで。
最低限必要な工程
雑誌の時短メイクを見る限り、ベース、アイブロウ、アイシャドウ、リップ、チークが最低限という雰囲気を感じたのでこれを最低限のラインとします。雑誌とは私にとって常識が書いてあるものなので、信頼していく。
ベース
ベースメイクがなんだかんだ1番差が出る工程だと思う。人によってはしない派という人もいる。しかし、しない派になるには肌が特別綺麗でなくては最低限を満たせていないので、私はしなければならない。
1番差が出ると書いたのは、ベースメイクはゴールまでの道のりが複数あるためだ。正直あまりわかっていないが、化粧下地、ファンデーションを(多分)基本にし、コンシーラーやおしろいをつけたりつけなかったりする。また、BBクリームやCCクリームなどのオールインワン系もあるため、最低限を見極める時にはとても難儀する。ファンデーションも一口にしてしまえばそれだけだが、形状や塗り方が複数あるので分岐が増える。
私は顔をスポンジで擦るのが苦手で、かつブラシが濡れる?ような状態があまり好きでないので*5、パウダーファンデーションしか使っていない。顔をスポンジで擦るのが平気な人はオールインワン系が入ってくるので選択肢が増えるが、パウダーファンデーションなら一択しかなかったので、難儀するとかいたわりには思考が直線になった。ファンデーションの前には下地が絶対必要だと思っているので、それはする。
アイブロウ
アイブロウについては、人によってはしない人もいるが、私はあんまり眉毛の状態がよくない*6ので、必須。
正直眉毛には色がのってくれていればいいと思っていたが、ペンシルもチップ型パウダーも合わず、今はパレットのパウダーアイブロウを使っている。
アイシャドウ
アイシャドウは1番化粧している感がでる部分だと思う。会社の人で、ファンデーションすらしていない人さえ、アイシャドウはしていると言っていた。その人の最低限メイクはアイシャドウのみ、なのだ。私はそこが最低限だとは思わないが、それくらいアイシャドウが化粧についての必須工程とわかる。
これまた私は色が乗っていれば良いと考えていたが、色々使ってみると、差というのがわかってくる。単色で良いと考えていた時期もあるが、グラデーションの難易度が高く、結果的に複数の色をチャチャっと公式が指示する通りに塗る方がそれっぽいということになった。
リップ
これは私が小学生が1番憧れる化粧品ランキングNo1だと勝手に思っている化粧工程だ。多分何かの女児向け戦闘アニメの変身シーンでキーアイテムになっていたからだと思う。
まあそんなことはどうでも良いが、これも単に口紅というには種類が異常に多い。また、何のどの色を選ぶかで顔の印象がかなり変わるような気がするので考えるのが異常に難しい。とりあえず色付きリップクリームは最低限以下だと考えているが、他は順序すら正直よくわかっていない。
今は落ちにくいという理由でティント系の口紅を使っているが、とりあえず楽で満足なのでこれが最低限ということにする。
チーク
昔はしなくてもいいと思っていた工程だが、現在は最低限工程となった。チークをするとなぜか化粧している感がでるというか、しないと顔が死んでいる感じになってしまう。とにかく化粧をしているアピールとしても必要な工程なのでする。
これも何種類か形状があるが、粉が一番何も考えずに使える。クリームチークを使っていたこともあるが、クリームチークをぽんぽんする工程は地味に面倒で、技術のせいか つけすぎるリスクが妙に高いのでパウダー派になった。普通ですね。
余談
工程とは別ベクトルだが、最低限から格上げしたいときに、使う化粧品の値段をあげる、というのがもっとも手っ取り早いと感じる。
パウダーファンデーションは合わないと考えて、多少嫌々ながらリキッドファンデーションを使っていたが、節目にちょっと贅沢して、販売員さんに相談しながら買ったパウダーファンデーションは私にとって1番相性のいいものとなった。
相性云々を抜きにしても、多少値段がいいものの方がいいという結論に行き着くことができるはずなので、化粧品で行き詰まった時は値段をあげてみるということを忘れない方がいい。
まとめ
社会人として世間から浮かないために、化粧をすることは必要だが、正直面倒だ。そこで世間から浮くことを防ぐために、「最低限社会的な化粧」を考えた。
私が考える最低限社会的な化粧の工程は
下地→パウダーファンデーション→パウダーアイブロウ→多色アイシャドウ→ティント系口紅→パウダーチーク
というものだ。
結び
最低限と言いつつ最初に化粧を始めたころよりは結構化粧工程が増えた。来年は工程がもっと増えているかもしれないが、これより下がっていることはないようにしたい。